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2013年6月18日火曜日

【ワタミ】はブラック企業 か?②

ワタミが、一部で、“ブラック企業”との指摘について、
わたなべ美樹氏が、コメントを発表したようです。


「ブラック企業」と呼ばれることについて


確かに、現段階では、
「ブラック企業」の定義が曖昧なので、
名指しで「ブラック企業」だと批判するのは、
やはり、早急かもしれません。

しかし、その「ブラック」の基準作りに、
自らが関わるようなら、
自己に都合のいいように法令作りができるわけで、
世論の批判は避けられないでしょう。

となると、
今回の参議院選挙に、
立候補を表明した事は、
企業人としては、
早急だったかもしれません。

この法制化が落ち着いてから、
立候補された方が、
世論の納得も得られたかもしれませんね。


ワタミ はブラック企業 か?


こういう記事も、
覚悟の上の立候補なのでしょうね。


〈スクープ速報〉ワタミに死亡事故で賠償命令 渡辺美樹会長は遺族に「1億欲しいのか」



(ひろし




2013年6月6日木曜日

【ワタミ】はブラック企業か?

【ワタミ】はブラック企業か?
という話題がネットで盛んです。


今週の週刊文春、元ワタミ社員の告白。「ワタミの場合、その日の売上目標から逆算して人件費の額が決められている…売上が少ない日は、人件費を抑えるため、社員がただ働きすることもある。私は三年いましたが、午前七時からの『早朝研修』やミーティングの後も営業し、三十六時間寝ないのがザラ」


日本の法令では、「契約自由の原則」というのがあって、
会社で言えば、

1,会社が定める労働契約は、法令に違反していない限り、自由に定められる。

2,労働者が就職する時に、労働契約に納得できなければ、他の会社を選べばいい

このような「自由」が日本では認められている。

件のワタミの労働契約に法令違反がなければ、
その契約を受け入れるか受け入れないかは、
労働者の判断に委ねられているわけだから、

イヤなら、就職しなければ済む噺。

しかし、これには大前提があって、
“法令に違反していない限り”
認められているのであって、

もし法令に違反するところがあるなら、、
それは、労働基準監督署から、
指導なりペナルティがあってしかるべき。

しかし、
なぜか日本の労働行政は、
企業の法令違反に甘い。

ていうか、
ほとんど放置状態。

でも、それは、
企業が存在しないと、
労働者の雇用自体が確保できないので、

企業を潰してしまうほどのペナルティは科しにくいという事情もあるようだ。

となると、
労働者が就職する時に、
就職しようとする企業が、

法令に違反していないか?
自分のライフスタイル・ポリシーに合致する会社か?

ということを、
キチンと判断して就職しないと、

就職した後で、
「こんなはずじゃなかった・・・」

と言っても後の祭り。


ただ、
これだけ、日本・世界経済が停滞してしまうと、
「キチンとした会社を探そう」と思っても、
「キチンとした会社が見つからない・・・」
また、「キチンとした会社は、既にうまっていて、怪しい会社しか残っていない・・・」

というのが現状なのでしょう。

となると、
こういうときにこそ、
労基が活躍するべきなのでしょうが・・・


この国は、
一体、どうなるのでしょうか・・・


(つづく)

(ふくやまひろし)