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2014年9月12日金曜日

【たかの友梨】「たかの友梨」はブラックか?


「たかの友梨社長、組合活動に圧力」 従業員ら申し立て



◆仕事には、大きく分けて2種類ある。

1,一つは、単純に、作業をこなす仕事。

2,もう一つは、仕事を通して、何らかのスキルが身につき、
そのスキルが自分の将来の独立に役立つ仕事。


1について。

例えば、生産ラインでの組み立てや、
コンビニのお弁当を作る仕事。など。
~スキル自体は、大した熟練は必要なく、
いくら経験を積んでも、そのスキル自体で、
自分が独立して、何らかの仕事をすることは考えにくい。

2について。

例えば、理容・美容、エステやマッサージなど。
~そのスキルを身につけるために、相当な熟練が必要で、
そのスキルを身につけることによって、将来は独立して自分の店を持つことができる。

1の仕事と、2の仕事を、
同じ基準で論じるのは無理があるような気がする。


◆例えば、「医者」はどうだろうか?

医師の資格を取るために、
膨大な時間と努力とお金をつぎ込む。
そして、大学・大学院に進み、ようやく免許がもらえる。

その時間は、“労働”とは見なされない。
しかも自腹。


◆もし、たかの友梨が完全に労働基準法を守ろうとすると、
次のようなシステムを考えるかもしれない。

まずは、独立できるスキルを身につける希望があるかどうかを従業員に問う。

①希望がない人は、単純な補助作業だけを与えられて、最低賃金で働かせる。
当然、肝心な技術は教えない。
(パート・アルバイトにさせる)

②希望がある人は、店舗での仕事とは別に、
「研修」と称して、独立に必要な技術を教えるかわりに、
「研修費」を徴収する。
→そうなると、実質的には、労働者の取り分は減るが、
独立できるスキルが身につく。

◆今は、この業界は、①も②も、一緒くたになって、
同じ“労働”というカテゴリーに入れられ、
同じ法令で、扱われている。

しかし実際の研修が必要な職業では、
いわゆる労働時間とは別の時間に、
膨大な実習や勉強、研修費用が必要な場合がある。

このように、仕事には、
様々な形態があることを前提に、

働く側が見極めて、
自分が選択すべきではないかとも思う。

皆さんはいかが思われますか?

(ひろし)







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