オリンピックなどで、男女が別々に競技を行い、別々に表彰されることに、異議を唱える人はいないと思います。
あえて言うまでもなく、身体的能力(の平均値)が、男女では、明らかに違うからです。
だから、別々に競技を行い、別々に表彰する。
“そうは言っても、平均値が違うんだから、せめて、メダルの大きさくらい変えてもいいんじゃないか・・・”
という議論すらおこりません。
スポーツの世界では、統計的にキチンと数値が出ていますので、
これは、当然のこととの暗黙の了解は、万国共通です。
しかし、労働の場面ではどうでしょうか?
事務仕事などは、男女の差違はほとんど見られませんから、
あまり、労働量と男女の差別については、問題になりません。
しかし、肉体労働ではどうでしょうか?
今では、かなりの部分が機械化されていますので、以前ほど差違はなくなったかもしれませんが、
宅配の仕事などでは、軽い荷物なら、女性でも運べますが、重い荷物となると、女性には困難になります。
そうなると、重い荷物は男性が運ぶようになり、男性が文句を言い始めます。
“【男女平等】なんだから、オンナにも運ばせろ”
“それができないなら、賃金で差をつけてくれ”
そういう男性側からの世論で、宅配や運送業務では、なかなか女性の進出が進みません。
(いまだに大手の運送会社でも、女性は雇わないという方針の会社もあります。
また、女性が就職しているようにも見えますが、男性側の理解が得られず、結局、離職している場合が多いようです。)
(つづく)
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