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2014年6月30日月曜日

(ふくやまひろし)の【女性論】⑨

女性と男性とは、明らかに“性”の違いがあります。だから、“男”と“女”という区別があるのです。

しかしこの区別は、“子孫を残す“とか“種の保存”とかいう場面では、必要な機能の役割分担ですが、

こと、“労働”という場面では、本来なら、ないほうがいい。

しかし、労働のために性の役割分担をなくすことが、
本当に、“種”のためになるのか?

もし男性も、女性と同じように、“種”のために、妊娠・出産の機能を持たされたとすると、男性の労働効率は、今の女性と同じくらいに下がるに違いありません。

そうなることが、社会として許容できるのであれば、今の男性に、もっともっと、女性の“種の保存”の役割の肩代わりをさせるべきです。

それが、今のヨーロッパの考え方になっていると思います。

妊娠・出産じたいは、男性に肩代わりできませんから、せめて、男性の育児休暇を認める、という考え方です。

当然、そこには、金銭的手当が補償されていなければ意味がありません。


しかしながら、そういう手当を十分に制度化しても、なおかつ、“少子化”がおさまらない理由は、まだまだあるのです。

(つづく)

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